イベント
1/30, 31 修士論文の審査会が行われました
2023年1月30日・31日に修士論文の審査会が行われ、弊研究室からはM2の加藤さん・黒島さん・松本さん・徐さんが発表を行いました。
一人の持ち時間は20分で、発表12分、質疑8分でした。
今まで3度行われたジュリーはオンラインですが、今回は対面(ハイブリッド)で行われました。都市工学専攻で対面で発表が行われるのは3年ぶりです。初めて先生方を目の前にした発表であったため、緊張したという声も聞かれました。
以下、各発表者による振り返りです。
加藤さん
卒業研究を終えた時点では興味の対象が「公園や緑地」という漠然としたものでしたが、研究室の皆さまとの議論を経てテーマをブラッシュアップし、1つの研究としてなんとか形にすることができました。
私は学部からの内部進学でありながら、修士から研究室を変更するという珍しい学生でした。ろくな相談もせず急に入って来た私を受け入れてくださった先生方、先輩方、同期には大変感謝しております。この2年間の横張研での活動を通じて、「論理的に物事を考える力」「自らの思考をわかりやすく表現する力」など、今後の人生でとても大事な能力を養うことができたと感じております。
先生方、先輩方、同期、そして後輩。研究室生活で関わってくださった皆さま、大変お世話になりました!
黒島さん
神田を対象地として、うだる暑さにも凍える寒さにも挫けずに全街区を自転車で走り回り、空地を記録していた頃を思い出します。そんなオリジナルなデータが取れたかと思えば、膨大な2次資料をベースにしながら、どういった分析ができるだろうか、どうやって結果をまとめようか、日々悩むことばかりで、1歩進んで1歩戻り、時に1歩進んで2歩戻る繰り返しだったように思えます。
そんな中でも、いろいろな人に助けられながら、修士論文としてまとめることができました。毎回重要な示唆を与え、導いてくださった横張先生をはじめ、研究室のみなさまには、常に励ましていただきました。心より感謝申し上げます。発表は、うまくいったと自分で評価できました。
「研究」をようやく理解しかけたところ、卒業するのはもったいないような気持ちもあります。しかし、社会に出ても必要なこともたくさん学びました。今後は、不思議に思う気持ちを大切にし、自ら突き詰めるということを厭わず続けたいと考えています。
松本さん
修論は「首都圏遠郊外におけるライフスタイル移住者の定着を支える空間とコミュニティの特性に関する研究」を行いました。
私の研究はインタビューを基礎データとしているため、対象地の方々の多大なるご協力がなければ研究としてまとめることが出来ませんでした。さらに研究協力だけではなく、多種多様なまちづくり活動や地域活動にも参加させていただきました。とても貴重な経験をすることができ、私の修士生活は有意義なものとなりました。この場を借りて、暖かいご支援に心から感謝を申し上げます。
そして、適切で丁寧なご指導をしてくださった先生方、親身なアドバイスや励ましの言葉をくれた先輩方、互いに切磋琢磨してモチベーションにも愚痴のはけ口にもなってくれた同期の3人、私も頑張らなきゃと思わせてくれた後輩に支えられながら楽しく修士研究に取り組むことが出来ました。
修論審査では、「とてもいい発表だった」と褒めていただき嬉しかったです。なにより自分でも頑張ったなと思える二年間でした。
研究室の皆様、本当にお世話になりました。
ありがとうございました!
徐さん
修士研究は、学部の卒業研究とは全く異なるものでした。卒業研究が「研究とは何かを知る」フェーズであるとすれば、修士研究はそれを基に「研究を実践してみる」フェーズであったと感じます。そのようにフェーズを移行できるよう、隣で走ってくださった坂本先生に改めて謝意を表します。私の研究を見守り、“正しい”方向へ導いてくださいました。この研究は、坂本先生が居なければきっと完成することはなかったでしょう。そんな坂本先生のご期待に沿える結果となったかは分かりませんが、ひとまず論文という自分(達)の作品を一つ作り上げられたことを、今は自ら讃えようと思います。
振り返れば研究以外にも様々な経験をした修士生活でした。得たものも沢山あれば、失ったものもありました。そんな私と共に歩んでくださった皆様にも、改めて謝意を表します。皆様が私の人生に彩りを与えてくれました。皆様と一緒に過ごした時間を、私は無駄にはしません。
皆様の人生がこれからも幸せでありますように。
皆様、発表お疲れ様でした。梗概の執筆も頑張りましょう。