イベント
1/24, 2/1 修士論文・博士論文の審査会が行われました
2022年1月24日・25日に修士論文の審査会が行われ、横張研究室からはM2の石井さんが発表を行いました。
一人の持ち時間は20分で、発表12分、質疑8分でした。
以下、石井さんによる振り返りです。
「2年間様々な紆余曲折がありましたが、なんとか研究の形をしたものを作ることが出来ました。
研究の環境も分野も手法も卒業研究から大きく変化し、また新型コロナウイルス感染症で社会が混乱するなか、何をすれば良いか分からなかったり、なかなか行動に移すことが出来ず苦しんだ時期もありました(2年間ずっとそうだったかもしれません)。そういった中でも、研究室の皆様と何度も相談させていただき、粗削りではありますが、今の社会にとって少しでも意義のある研究が出来たのではないかと思います。審査会では「質疑応答が良かった」というコメントを複数の方から頂けて本当に良かったです。ここまでお力添えいただいた研究室の皆様に、深く感謝申し上げます。2年間、本当にありがとうございました。」
その1週間後の2月1日には、D3の別所さんの博士論文最終審査が行われました。
こちらでは発表約40分、その後の質疑を約1時間20分行いました。
オープンな場は初めの1時間のみで、その後は先生方と議論を行います。
以下、別所さんによる振り返りです。
「この度,修士・博士課程の5年半を経て,無事学位論文をまとめることができました.環境デザイン研究室の皆様には多大なる技術的・精神的サポートを賜り,険しい道ながらも前向きに取り組むことができました.
まず,終始あたたかいご指導と激励を賜りました横張真教授に心から感謝申し上げます.これまで修士課程から5年半,横張先生には研究に向かう姿勢と研究活動を遂行するための技術を様々な局面で厳しくもあたたかくご指導いただきました.横張先生からご紹介いただいた研究者の方々,調査協力者の方々は数えきれないほどで,本の執筆や論文の執筆など,自分が成長できる機会をいつも設けていただきました.スランプに陥っていた時期にも,どのように工夫をすれば抜け出せるのか,冷静なアドバイスをいただき,自分の研究テーマが持ちうる社会的意義を,最後の最後まで示し続けていただきました.特に,他者に研究を伝えるという技術を横張先生にはいつもご指導いただき,文化の違い・社会構造の違いを超えて課題を共有するには何が必要か,常に自分に問いかける意識を横張先生に育てていただきました.本審査に向けては文字通り最後の最後まで内容の改善に向けて多大なるサポートをいただき,いつも励ましの言葉をかけていただきましたことを,心より御礼申し上げます.
また,飯田晶子講師,松尾薫助教,山崎嵩拓助教,坂本慧介助教をはじめとした先生方,研究室の学生の皆様には,研究調査の進め方からアンケート調査の細部へのご指導,査読論文執筆のサポート,発表の練習まで,日々多くのご指導を賜りました.研究室で日々過ごす中,研究活動の大変さと楽しさを先生方・学生の皆様と共有できたおかげで,なんとか博士論文を提出するまでに至ることができました.飯田先生には,修士課程からいつも多くのアドバイスを励ましのお言葉をいただき,日本国内における事例をご紹介いただくなど,たくさんのサポートを賜りました.松尾先生には自分が博士進学にあたり柏キャンパスから本郷キャンパスへ移動になった際あたふたしていた自分に寄り添っていただき,論文の執筆で躓いた際にはあたたかく,そして的確なご指導をしていただきました.山崎先生には緑農住まちづくりのワークショップの企画をはじめ,共著の執筆など研究活動以外にも多くの時間を過ごすことができ,山崎先生の数多くの研究を進めていくパワーと発信力,表現力から多くの刺激と学びを得ておりました.自分の研究の相談の際には常にポジティブに向き合っていただき,的確なご指導と全体の構成について,これまで多くの議論を重ねることができました.坂本先生には,研究という活動自体が持つ面白さと独自性を日々共有する時間をいただき,そして論文の執筆では単語一つ一つの表現の細部に至るまで多くのご指導を賜りました.研究の大詰めで追い込まれている時期にも,毎日毎日,励ましのお言葉をいただいたおかげで,自分は最後まで自分がやってきた研究を守り切ろうと覚悟を決めることができました.ご自身の研究もあるなか,これまであたたかく励まし,たくさんの時間を割いていただき,研究者として必要な技術と心得を教えてくださった先輩方との日々を忘れません.ともに研究室の皆様ひとりひとりにも,これまで多くの励ましとアドバイスと,研究を通じた刺激をいただきました.博士課程の途中でゼミはオンラインに切り替わりましたが,研究室の皆様とのつながりによって,コロナ禍においても前向きに進み続けることができました.横張研究室のあたたかいサポートに,心より感謝申し上げます.
これからも都市を見つめる研究者として日々精進して参りますので,引き続きよろしくお願い申し上げます.」
お二方とも発表お疲れ様でした。