都市の農プロジェクト
都市の農プロジェクト Urban Agriculture Project
人口の減少と超高齢化に対応するコンパクトな都市の形成が問われています。しかし、都市のコンパクト化は、その近郊に多くの空閑地を生むことになります。また都市近郊では、農業衰退に伴い耕作放棄地も急増しつつあり、これらの空閑地・放棄地により、都市近郊が荒廃した空間となる懸念が指摘されています。
こうした喫緊の社会的課題に対応すべく、地権者や住民と土地利用・環境計画を司る行政等の組織との間に立ち、都市近郊における空閑地・耕作放棄地の適切な活用形態・活用主体を計画的に誘導する、新たな自治的ガバナンスのための中間組織のあり方を解明することを目的として研究を行っています。
◼︎ 平成28年度の活動
- 「都市農業に関する学官民連携研究会」(仮称)を練馬区と三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社とはじめました。平成30年の世界都市農業ワークショップ、平成31年の世界都市農業サミット@練馬の開催に向けて、定期的に勉強会を開催しています。
- 海外事例調査1:ドイツにおける多文化共生のためのコミュニティ・ガーデン(8〜9月)(担当:筑波大学 雨宮護)
- 海外事例調査2:ロンドン市における「Capital Growh」の取組み(10月)(担当:東京大学 飯田晶子・寺田徹・横張真)
◼︎ 研究体制
- 基盤研究(B)「『農』を用いたコンパクトシティの土地利用整序を実現する新たな中間組織の解明」平成28年度〜平成30年度(研究代表者:横張真)